ある本で。。。
ダブルバインドについて目にした。
ダブルバインドとは、相異なる二つのメッセージを
同時に相手に投げかけることで
たとえば、言葉では「大好き」といいながら
態度(心の中)では「嫌悪」とか「憎しみ」を持っているとすれば
同時に二つの正反対のメッセージを受け取った側が、混乱する。
 

通常は、言葉と態度(非言語的メッセージ)は一致しているので
混乱せずにそのまま受け入れられるのだけれど
ダブルバインドを受けると、どちらを取っていいのか混乱する。
「OK」と「ダメ」を一緒にもらったら、そうすればいいかわからなくなるようなもので
どちらのメッセージに従っても、もう一つのメッセージに従えない罪悪感を抱かせる。
 
モラハラでは、よく見られること。。。
 
 
で、その本では
ダブルバインドでは、
どちらのメッセージを強く受け入れるのかというと
言葉ではなく態度(非言語)だという。
しかも、言語メッセージが正反対であるために、
非言語メッセージがより協力に印象づけられるのだという。
言葉で「嫌い」といい、態度でも「嫌い」といわれた場合よりも
言葉で「好き」といわれながら、態度で「嫌い」といわれたほうが
より「嫌い」のダメージが大きいのだという。
 
そういわれれば
確かに非言語的メッセージは、意識化されなくても強力に伝わってくるものであるし
ダブルバインドの時のダメージの大きさも、納得がいく。
 
 
態度も「ふり」はちゃんと見抜けるものだし。。。
(無意識レベルで。。。なので、違和感として伝わってくるのだけど)伝わるものを、もう少し注意して感じ取るようにできたら…と思う。 

コメント

彩
2006年1月21日10:31

「ダブルバインド」って言うんだ。
それはよく感じますよ。
確かにそれってダメージ大きいですよね。
なるほど。
感心してしまった・・・

るな
るな
2006年1月21日20:56

コミュニケーションの中で
言葉の占める部分って意外と小さいといいますね。
非言語的コミュニケーションで伝わってしまうというか。。。
ある意味、自分でも意識しないうちに
自分の思いが伝わってるのだと思うと、怖い部分でもあります^^;

はかせ
2006年1月21日23:19

ごめんやす★はかせです。
面白い文章、なるほどと思いました。

ダブルバインドでは、もっと微妙なものもありますよね。
「もっと自分らしくやりなさい」と上司にいわれて従うと、
「アレ、自分らしくしたいけど、それって上司にいわれたことに従ってるから、自分らしくないんじゃないの?」
と思ったりします。

言葉そのものに、ダブルバイドが潜んでいるときもあると思います。

はかせ

kaj
kaj
2006年1月21日23:40

ん〜っとタロットーカードを弄んでいると凄く直感的に感じてますし、活用(まぁ、場合によっては悪用かな...笑)してます。あれの解釈の基本はカードの上下の向きによって正反対になるんですよね(例えば、自愛に満ちた母性と鬼子母神の様な己の子の事以外は一切目に入らないって様な状況...行為としては、同じでも外からの見た目はケースバイケースで逆転する...いや、本来、同じ物なんでしょう)
また、人と話す時に同じ発音(近しい物も含める)の単語って、世界共通で似たような意味を持ってたりもするんですよねぇ。
だから私は、いつでも3人の老婆の唱える「こんな良いような悪いような夜は初めてだ」って意味の台詞が大好きです。
でもって、「私は嘘吐きです」みたいなダブルバインド的には「意味」を失ってしまう言い回しも好んでます♪

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